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自律神経失調症で首肩こりが起こる理由と、その対処法

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「私、首肩こりがすごくひどくて、吐き気や頭痛も出ることが少なくありません。原因を知りたくって、病院で検査してもらっても、レントゲン上や血液検査では問題ないと言われました。そのため、運動するように、ストレスを溜めないように、筋肉をやわらかくする薬を飲むように。この3つで様子を見るように言われてます。でも、ずっと何年も変わらずこのままなんです。
ネットで色々調べてたんですが、自律神経が弱っている、乱れているからと出てきたのですが、私自律神経の問題で首肩こりが続いているんでしょうか?そんな気が前からしているのですが。。。」
このような状況で、僕の所に来られるクライアントさんは少なくありません。
この記事を読まれているということは、あなたも同じような状況にあるのかもしれませんね。
上記のように検査をしても特に異常はない。でも、処置をずっとしても変わらない。何年も、何十年も。
結論からお伝えしておきます。この場合は、経験上ほぼ間違いないなく自律神経のトラブルが原因の一つです。
この記事では、自律神経の乱れが首肩こりの原因となっている理由と、自分でできる対処方法について紹介していきます。

自律神経のトラブルと首肩こりはどう関係しているのか?

自律神経のトラブル、乱れるということについて

自律神経のトラブルというと、「え?病気?」と思われるかもしれませんがそうではありません。
まず、自律神経が乱れる原因を解説していく前に、自律神経のメカニズムについて簡単に紹介しておきます。
自律神経には、あなたはもうご存知かもしれませんね。

  • 交感神経(こうかんしんけい)
  • 副交感神経(ふくこうかんしんけい)

この2つがあります。簡単に特徴を。

交感神経とは….

興奮する神経ともいわれますね。有名な例えですが、車でいうならアクセルです。
交感神経が優位になると、脳に血液が集中して、血圧や心拍が上がります。
筋肉が緊張し、瞳孔も開く状態に。

副交感神経とは….

リラックスする神経ともいわれますね。車でいうなら、お察しの通りブレーキ。
交感神経とは全く逆の働きをするので、胃腸など内臓に血液を集めて消化吸収を促したり、血圧や心拍を安定させたり、心身をリラックスさせます。

この交感神経と副交感神経とが生活の中で必要に応じてバランスを変えて働くことにより、人間は効率よく生活しています。
この2つのバランスを昔の生活で例えると….
はるか昔、まだ狩猟生活で生きていた頃、狩に出かけて獲物と対峙した際、アクセルは全開(交感神経)。
相手の些細な動きまで見逃さないように瞳孔が開き、頭に血液を集めて脳をフル回転することで、戦い方を考え、即座に動けるように筋肉は準備万端。
そして、見事獲物を捕らえて持ち帰り、食事をすると副交感神経が優位になります。
胃腸に血液が集められて消化吸収を促されるとともに、血圧や心拍が下がり、筋肉も弛緩して、やがて眠りにつく。
こんな感じで、自律神経は主に日中活動時には交感神経が優位に、夜は副交感神経が優位になるのが通常です。
また、このような大きな動きをしながらも、仕事を始める時は交感神経が優位に、食事をすると消化しないといけないので副交感神経が優位になるというように状況に合わせて変動します。
食後(ブレーキ)、すぐ走る(アクセル前回)と気持ち悪くなるのは、この自律神経の変動が影響しているのはなんとなく想像できるかもしれませんね。そして、食後眠くなるのも自律神経の自然な働きです。
しかし、ブレーキやアクセルのどちらかがうまく機能しなくなることがあります。
この状態が自律神経のトラブル、乱れている状態、自律神経失調症ともいわれますね。
ブレーキが機能しない車には怖くて乗れませんし、アクセルが機能しなかったらそもそも動けません。
自律神経が乱れるとそういう状態になるのです。
どちらかというと、ブレーキが機能しなくなることが多いように思いますが、この状態ではもちろん首肩こりが発生し続けます。
どういうことかというと、
副交感神経が機能しづらい状態→筋肉が弛緩しない。
交感神経が優位に機能し続ける→筋肉が緊張状態。
じゃあ、どうなるでしょうか?
「首肩こりを常に感じる。」
はい、こうなります。
「そっか、なるほど。ってじゃあ首肩こりだけではなくて、全身の筋肉もコリを感じるんじゃないの?」
そう疑問が浮かんだのではないでしょうか?
その通りですね。
全身の筋肉が緊張していきます。
首肩こり、背中のコリ、腰の張り感、足がパンパン、腕がだる重いなんてことも当然感じやすくなります。
その中でも、特に!首肩こりは感じやすくなります。
その理由について、次に説明します。

首肩こりと自律神経

自律神経は、お伝えしてきた通り、「自律」して勝手に働いてくれる神経ですから、自分の意思で動かすことはできません。
「胃腸よ、動け!止まれ!」とできないですよね?
じゃあ、「どうやって自律神経に働きかけるといいの?」そう疑問が湧いてきているはずです。
首と自律神経は切っても切れない関係があります。
どういうことかというと、、、
首には脳神経の一つである「迷走神経」が通っています。
文字のごとく、迷走(めいそう)している神経でして、なんと、脳神経でありながら脳から腹部まで広範囲に分布しています。どういう風に広がっているのかかなりわかりにくいため、「迷走神経」と名付けられたほどです。
腹部の内臓全てに分布するほど広い範囲をカバーしているとても重要な神経がこの迷走神経なんですね。
画像をみてもらうと、こんな感じです。
赤線でラインを引いたものが、右、左それぞれの迷走神経ですね。
それぞれが様々な臓器に伸びていっているのが良くわかると思います。

 
実はこの迷走神経は脳神経12あるうちの1つの神経ですが、大部分が副交感神経です。
そのため、迷走神経が首のコリによって圧迫されると、副交感神経の働きが弱くなってしまいます。
また、首には交感神経の中継点である「星状神経節(せいじょうしんけいせつ)」があり、痛みやストレスを感じると交感神経は過剰に働きます。
交感神経が過剰になると、お伝えしてきたように、血管が縮んで固く細くなり、血流が低下し、栄養や酸素が行き届きにくくなります。
さらに、老舗廃物の排泄が弱り、余計に首肩こりが強くなります。
そして、迷走新規絵や星状神経節を圧迫して、副交感神経の働きを鈍らせ、交感神経が過剰に働くという悪循環になってしまう。。
こんな流れがあるんですね。
このように、首は交感神経、副交感神経、両方にとって、重要な箇所になります。
普段の施術では、頸椎(首)を調整するのはカギになるのですが、これが理由の一つですね。

自律神経を整えるには、首肩こりを解消する必要がある

自律神経を整え、首肩こりを解消していくことが重要になってくることは、なんとなくわかったと思います。
自律神経を整える手法として有名なのが、、、

  • 自律神経を整える音楽をきく
  • 深呼吸をする
  • 食事をバランスよくとる
  • ストレスを発散する
  • 運動を少しでもする
  • ストレッチをする
  • etc,,,,,

などなど、様々なものがありますし、一度は目にしたり試したことがあるのではないでしょうか?
これらは全て良いものですし、ぜひ実行していただきたいものばかりです。
今回紹介するのは、
自分でできる「首肩こりを解消するための方法」として、
「手の反射点」&「足裏の反射点」
簡単にできる、この2点を紹介しますね。

手の反射点で首肩こりをやわらげる。そして自律神経を整える。

首肩こりがあると、自律神経の中継点である首、脳神経の一つで内臓を支配する「迷走神経」に影響が出て、悪循環になるということはお伝えしました。
そのため、首肩こりをやわらげることはとても重要です。
よくあるのは、首肩をもんで、押す。いわゆるマッサージが有名ですが、マッサージは基本的にオススメしません。
ざっと理由をいうと肩首の筋肉はグイグイ押すと、筋肉が傷ついて、出血して、もみ返しがおきます。
そして、傷ついた筋肉が修復する際に、賢いあなたの身体は刺激に耐えれるように硬くなって修復します。
それが続くと、、、、鉄板のような硬い首と肩に近づいていきますので。。
 
それを避けるために、今回は手の反射点を刺激して、肩コリと首コリをやわらげる方法をお伝えします。
 

首コリケアの手順

①上の写真のように、赤いラインを引いたところを指先に向かって、反対の親指で刺激をしましょう。
人差し指と親指の骨の間になりますが、人差し指よりのラインになります。
ここに押さえた際に、痛みやコリ感、張りを感じるところがあれば、消えるまで行います。
②反対側の手の平も同様に行ってください。
 

肩コリケアの手順

①上の写真のように、手のひらの薬指と小指の間のラインを指先に向かって反対の親指で刺激しましょう。
ここに押さえた際に、痛みやコリ感、張りを感じるところがあれば、消えるまで行います。
②反対側の手の平も同様に行ってください。
これだけです。
では、次に足裏の反射点をお伝えします。

足裏の反射点→内臓→自律神経→首肩こりをやわらげる。

「足裏で首肩こり?自律神経を整える?どういうこと?」
そう思われたかもしれません。
足裏には内臓の反射点があります。
そして、内臓は自律神経が支配していますから、
内臓に刺激を送り、血流を促すことで自律神経→首と間接的にゆるめていくのが狙いになります。
 

 
足裏と内臓の関係性はこのようになっています↑↑
実は内臓の不調、疲労が原因になっている首肩こりも少なくありません。
僕のところに来られる、何をしても良くならなかった肩首コリのほとんどの場合、内臓疲労や内臓の不調が原因の一つになっています。
そのため、今回は内臓を間接的に調整するために足裏をテニスボール(ゴルフボール)で刺激をする方法をオススメします。
用意するもの…..テニスボールもしくはゴルフボール これだけです。
手順
①座ったままでも、立ってでもOKです。
足の裏でボールを転がして痛みや硬さを感じるところを中心に刺激を入れましょう。
②痛みが引いてきたり、硬さが和らいできたら終了。
痛みや硬さを感じるところと上図を照らし合わせて、自分の内臓が弱っているところを確認してもいいですね。
※ポイントは痛みをガマンして強くしすぎないこと。心地よく感じる程度にしておいてください。
そして、毎日継続しておこないましょう。

動画でまとめてみました。

※音声が出るので周りの環境と音量にご注意ください。

おわりに

自律神経の乱れが首肩こりの原因となっている理由と、自分でできる対処方法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
僕の所に来られる、自律神経失調症が主訴の方はほぼ100%、首肩に問題があります。
そして、長年の首肩こりが主訴の肩のほぼ100%に自律神経のトラブルがあります。
相互に関係があるのはほぼ間違いありません。
今回はご自身でできる、簡単なケア方法をお伝えしましたが、ぜひ毎日のケアに取り入れて頂き、少しでも楽になる手助けとなれば嬉しいです。
川上健史郎

著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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