頭痛がする時は吐き気までする、、、!
病院に行ったけど原因ははっきりしないしストレスとか言われた!
様子を見ましょうと言われても辛い症状はどうしたらいいんだろう?
こちらでは見落とされがちな自律神経の乱れと対処法について書いていきます。
自律神経の乱れとは
自律神経の乱れとは、はっきりした身体の病気がないのに肉体的・精神的な影響で症状が身体に出る状態です。
例えば精神的なプレッシャーで下痢になりますよね?
また毎日インスタント食品を食べ続ければ疲れがとれなくなりめまいや頭痛、耳鳴りを伴う事もあります。
このような肉体的・精神的ストレスが続いたりすると自律神経症状が出てきます。
他にも不安感やイライラ、肩こりに吐き気、不眠といったさまざまな症状があり数えきれません。
といっても程度は人によって様々なので深刻な状態を自律神経失調症と呼びます。
しかし自律神経失調症は病名ではなく精神的な影響が大きい時に上記のような症状が出た時の病態を指します。
問題なのは人間の身体には自己治癒力があるのに回復せずに不調がずっと続いて治らない事にあります。
健康な人でも調子を崩すことはありますよね?
自律神経が乱れるとは自己治癒力が発揮できない状態にあるので次は原因について書いていきます。
自律神経が乱れる原因
簡単に説明すると身体のバランスを崩し続けているという事です。
人間の身体にはバランスが崩れたら戻そうとする機能が存在します。
それが興奮させる交感神経とリラックスさせる副交感神経の二種類を含む自律神経と呼ばれる存在です。
この自律神経が乱れるのは興奮する交感神経ばかりを刺激し続けているからですね。
この交感神経はストレスによって刺激されます。
ストレスとは精神的なものだけでなく肉体的なものも含みます。
怒られたり悲しい事があっても、いつかは立ち直りますよね?
これは自律神経が働いていればこそです。
また体温が下がっても身体は勝手に体温を上げる様に働きます。
ですので暑さや寒さでも自律神経は働いています。
しかし、ずっと悲しい事が続いたり体温が低い状態が続くと身体は異常状態を感知して必要以上に交感神経を刺激します。
こうなると身体には通常では起こらない症状を引き起こすようになるので次はそれを書いていきます。
自律神経の乱れた状態
自律神経の乱れた状態がいわゆる自律神経失調症ですが精神面だけではありません。
身体は興奮状態だと代謝が進むので熱を大量に発生させます。
熱は頭に昇る性質があるので、これが頭痛や吐き気の原因です。
うつ病を患う人も頭がのぼせ易く足は冷えている事が多いのはこのためですね。
身体は回復をはかるために血流を促進させるので動悸やめまいの原因にもなります。
しかし自律神経が乱れる人の多くは身体を回復させるために必要な栄養が不足している事が多く思うように回復が出来ません。
そのせいで余計に交感神経が刺激され症状が悪化するという悪循環ですね。
そして交感神経が刺激されたままだと副交感神経が働きません。
副交感神経は主にリラックスさせて老廃物の排出を促すのが役目なので身体には老廃物が蓄積されてしまいます。
そのため栄養の摂取と老廃物の排出を同時に行わないと症状の改善は難しいと言えますね。
次は症状を改善するために必要な栄養と排出について書いていきます。
栄養と排出
栄養不足によって低血糖に陥ったり血流が滞ったり自律神経が乱れたりすることで頭痛を招いてしまうのは皆さんがご存知の通りです。
しかし一番重要なのは水分になります。
代謝を行う際には水分が使われ発生した熱をコントロールするのも水分が足りないと上手くいきません。
炭水化物の代謝は特に大量の水分が使われるので食べ過ぎは控えましょう。
また尿が排出される時には体温を下げる働きもあるのでのぼせている時はどんどん摂りましょう。
老廃物の排出は75%が便で20%が尿と言われるので便秘をしている人も自律神経が乱れる予備軍と言えますね。
バランスの良い食事とは炭水化物:タンパク質:野菜を1:2:3で摂る事と言われます。
さらに便秘の人は水溶性食物繊維を含むキノコや海藻類を多く摂る事で頭痛や吐き気などの改善には効果的です。
まとめ
頭痛や吐き気の原因は自律神経とは限りませんが原因がはっきりしない時は可能性が高いですね。
自律神経は簡単に乱れるものでは無いので生活習慣の抜本的な見直しが必要です。
食事に限らず睡眠や運動など心当たりがあれば改善する様にしましょう。