あー今日も目が疲れてくると頭痛がする、、、。
仕事中はずっとパソコンを使って肩がこるんです。
座っている姿勢が丸まっていると言われた。
パソコンの普及で目を酷使する仕事は著しく増えたと言えます。
今では頭痛や肩こりでない人を探す方が大変な世の中です。
では全ての人が頭痛と肩こりを患っているかというと違いますね?こちらでは頭痛や肩こりを患う人の共通点である酸素不足の現状と解決法について書いていきます。
現代人は酸素不足
現代人は運動不足に加えてスマホの爆発的な普及により下を向いて過ごす時間の長さから猫背の人が多くなっていると言われます。
猫背とは頭が前に出て下あごが下がり背中が丸まっている状態を指します。
実は猫背の姿勢では人間は鼻呼吸ではなく口呼吸になりやすいのです。
厳密には身体を丸めた姿勢は口が開きやすく鼻呼吸が難しい状態と言えるでしょう。
口呼吸の一番の問題点は一回に吸える酸素の量が少ないからです。
その分呼吸の回数が多くなり交感神経が活性化し筋肉は休まる暇がありません!
さらに猫背では横隔膜の動きが悪く呼吸をするだけで肩の筋肉を疲労させます。
筋肉の疲労は回復のために酸素を使うのでさらに酸素不足の悪循環に陥ります。
また交感神経の活性化は悪いことではありませんが副交感神経とのバランスが乱れると自律神経失調症の恐れもあるので要注意ですね。
パソコンやスマホの時間を減らすのも大切ですが姿勢の取り方も重要なので次に書いていきます。
疲れにくい姿勢とは
まず頭の位置が重要になります。
頭の重さはだいたいボーリングの球と同じくらいなので姿勢が歪むときは頭の位置が悪いです。
顎を引いて胸を張るという姿勢は頭を最も支えやすい位置に置き肺が膨らみやすい形になっています。
背中が丸まった状態は頭の重さで筋肉が緊張し肺は膨らみにくく酸素不足を深刻にしますね。
頭を上から糸でつられているイメージというのも背中を真っすぐにするのは有効です。
肝心なのは骨盤の上に頭が来ている事なのです。
骨盤の上に頭が来ている人は姿勢が美しく見えるでしょう。
この状態なら鼻呼吸もしやすいので身体に負担がかかりません。
(補足)
正しい呼吸は深く息を吸う時は鼻から行い肩が上がらないように注意しましょう。
身体が酸素不足の人ほどあくびをよくします。
あくびの時には肩が上がらないので酸素を多く取り込めるからです。
前日によく寝てもあくびが出る人は酸素不足の可能性が高いので鼻からの深呼吸を意識しましょう。
次は取り込んだ酸素を全身に巡らせるヘモグロビンのお話です。
酸素を運ぶヘモグロビン
ヘモグロビンは学生の時に習ったことがあると思いますが酸素を運び鉄分を必要とする血液成分です。
ヘモグロビンは鉄分不足の時には酸素を運べません。
鉄分が不足すると全身に十分酸素が行き渡らなくなり貧血や肌荒れ、むくみの原因となります。
また鉄分不足はイライラしたり落ち込んだりと精神面にも影響します。
鉄不足を予防するためには鉄分が豊富なバランスのよい食事を摂ることが大切です。
しかし鉄含量の多い食品をとるだけでなく吸収率の高さや相性のいい成分があるので合わせて覚えておくといいですね。
体に優しく吸収のよい鉄には特徴があります。
動物性と植物性の鉄分の違い
私たちが食べ物から摂取する鉄には主に穀物や野菜に含まれる「非ヘム鉄」と肉やレバーなどの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」があります。
何が違うか簡単に言うと動物性の鉄分の方が吸収力が高く胃への負担が少ないという事実。
吸収率の差は植物性より動物性の方が5~10倍も良いと言われます。
次は効果的に摂取するための注意点を書いていきます。
鉄分の効果的な摂取法
植物性の鉄分も料理なら肉と野菜を一緒に調理すると吸収が良くなります。
また鉄分を最も多く含む肉は馬肉になるので試してみてはいかがでしょうか?
吸収を妨げるものとしてはお茶やコーヒーなどに含まれるタンニンがあり鉄と結びついて邪魔をします。
ほうれん草は鉄分が豊富な反面、ほうれん草に含まれるアクの成分酸は鉄の吸収を妨げるので、しっかりとあく抜きしてください。
まとめ
酸素不足は現代人なら多くの人が陥っている状態の一つです。
しかし最も気づかれにくい状態のため、あまり認識されていません。
もし自分が口呼吸をし、あくびがよく出るようなら呼吸から改善し鉄分の摂取も心がけると慢性的な頭痛や肩こりがなくなるかもしれません。