肩こりの原因は姿勢の歪みですね。首が凝るのは猫背だからですよ。
なんて肩こりや首こりのある人は一度は言われていそうなセリフですが実は嘘です。
厳密には肩こりや首こりがある人が猫背になるので順序が逆と言えますね。
では肩こりや首こりの本当の原因とは何でしょうか?こちらではその本当の原因と対処法について書いていきます。
肩こりや首こりの本当の原因
猫背とはどんな時になるのでしょうか?元気な時と答える人より疲れている時と答える人が多いと思います。
人間なら誰でも疲れている時に綺麗な姿勢を維持するのは辛いと思います。
マラソンを走った後には膝に手をつきたくなり背筋を伸ばした状態を維持するのは困難です。
膝に手をつくのはその姿勢の方が呼吸をするのが楽で筋肉への負担が減るからそんな姿勢になります。
身体は疲労が溜まれば勝手に楽な姿勢をとるように出来ているのです。
猫背になる時はどこに疲労が溜まっているかと言えばずばり”内臓”です。
特に猫背の方を多く見ていますと大半の方が胃やすい臓の疲労を溜めています。
胃やすい臓が疲労するとどうなるか?
内臓は疲れが溜まると冷えて固くなるという性質があるので身体は少しでも温めるために上半身を丸めます。
温かい飲み物やお風呂が身体に良いというのは内臓の疲労からくる冷えを改善する効果があるからです。
そのため、お風呂に入ると肩こりや首こりの症状がマシになるというのは血流が良くなるのに加え内臓の冷えが改善されているためです。
こんな内臓の疲労が溜まっている人はどんな症状が出ているのかを次は書いていきます。
内臓疲労のサイン
内臓の疲労と言っても特別な症状や痛みではなく日常的な症状として身体には現れます。以下のような症状に当てはまらないでしょうか?
- 朝に排便・排尿が無い。
- 汗がべたつく。
- 肌が乾燥してかゆい。
- 目ヤニが多い。
- 吹き出物ができる。
- 鼻水がよく出る。
- せき込みやすい。
- 耳垢が溜まりやすい。
いかがでしょうか?どれも特別な事ではなく元気に感じる時でも日常的にある症状だとは思います。
しかし上記の症状はどれも内臓に疲労が溜まっているサインなのです。
内臓の疲労とは老廃物が溜まっている状態を指しますが上記のものは老廃物を押し出そうとする身体の反応になります。
その中でも朝の排便や排尿に関して言えば老廃物の量が多すぎて朝に排出する準備が整わない状態です。
便秘を軽視する人もいますが内臓の疲労という観点では状態は悪い方です。
こんな内臓疲労を解消するためにはどうすれば良いかを次に書いていきます。
内臓疲労の回復
内臓が疲労する一番の原因は食事の摂り過ぎです。
量はそんなに食べていないという方でも食べるタイミングや種類によっては内臓の疲労はどんどん溜まっていきます。
それが寝る前3時間以内の食事です。
寝ている時間には排便・排尿の作業に集中させるためにも消化吸収に手間をとらせると作業効率が下がってしまいます。
排便・排尿の作業が遅れると老廃物が身体に溜まっていくので朝の倦怠感にもつながります。
食事は排泄の邪魔をする
断食すると便通が良くなるという話は聞いたことがあるでしょうか?
人間の身体は食べない時間は体内の不要物の分解・排泄の準備をしています。
水を飲むダイエットも流行りましたが水を飲んで不要なものを出すのでは無く出した分をしっかり補給するというのが正しい考え方です。
便秘の方は食物繊維を摂る前に摂取する量を減らすことを意識するべきなのです。
また、おならがよく出る人は腸内でガスが過剰に生産されています。
腸内でガスが過剰に生産されるのは腸が冷えている証拠なので腹部を温めると同時に冷たい飲み物は控えましょう。
補足
食欲が無い時は無理に食べる必要なありません。
そんな時は身体が排泄のための準備をしている期間なので身体の状態によって変えましょう。
まとめ
肩こりや首こりは身体の歪みから来ていると思っている人は多いですが凝っているから身体が歪むのです。
凝りの原因は内臓の疲労にあり、その結果起こる身体の歪みとして猫背はその代表的な例と言えます。
世の中では猫背矯正という言葉も存在しますが内臓の疲労をとり凝りが無くなれば猫背は勝手に改善されるものだという事を忘れないでください。