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足の裏だけがしびれる原因は?「足根管症候群」について

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足裏だけがなぜかしびれている。特に思い当たることもないから「そのうち治るだろうと」思っていたけどなかなか治らない。しびれがでて、様子を見ていても治らないとだんだん不安になりますよね?
とりあえずシップでも貼っとくか…と足裏に貼ったらスーっとしてその時は効いてる感じはあっても、そのあとはまたしびれがある状態だと、さすがに原因は何かと知りたくなると思います。
この記事では今から、「足裏だけしびれる疾患の足根管症候群」と「その原因と対策方法について」この2つを紹介します。足裏だけがしびれる症状は早めに対処すると、案外すぐに治ることもありますので参考にしてください。

足裏だけのしびれは足根管症候群の可能性が高い

施術をしていて、患者さんの「足裏だけがしびれるんです…」という訴えは良くあります。その中で詳しく話しを聞いていくと、「足の裏の内側だけ」や「足の裏の外側だけ」「かかとだけ」とこの3つを訴えることが多いんですね。そこで、疑うのが腰の神経の問題によるか、糖尿病などの病気からか、今回紹介する足根管症候群の可能性があります。
 

腰の神経の問題なら足裏だけでない

腰の神経の問題の場合、足裏の親指側のしびれは腰椎4番の神経。足裏全体に感じるしびれは腰椎5番の神経の問題を疑います。ただ、腰の神経の問題なら、ふくらはぎやすね、太ももにもしびれを感じることが多いです。ご自身の足のしびれはどうでしょうか?足裏だけでなく、他の場所にもしびれや感覚がにぶいなどの症状があれば、腰の神経の問題が考えられるということを知っておいてください。

足根管症候群なら

「足根管症候群」という名前は聞いたことがないのではないでしょうか?しかし、施術をしていると足根管症候群と診断されている患者さんは少なくありません。足根管症候群の症状の特徴は、「足の裏だけがしびれる」ということです。その場所も特徴的で、「足裏の親指側」か「足裏の小指側」か「足裏のかかと部分」。この3つのいずれかがしびれるんですね。
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上記の写真にマジックで囲った場所付近にしびれを感じます。親指側の青で囲った部分が「内側足底神経」の問題。小指側の緑で囲った部分が「外側足底神経」の問題。かかとの赤で囲った部分が「脛骨神経の内側踵骨枝」の問題。と判別します。どこがしびれているかを確認するとだいたいの予測はついてくるんですね。では、次にその神経の問題が起こる部分はどうなっているか紹介します。

足根管症候群

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この図は足根管を表しています。右足の内くるぶしの方からみていると認識くださいね。
黄色の線が脛骨神経です。その神経が末梢にて3つにわかれているのがわかると思います。そう、先ほどお伝えした「内側足底神経」「外側足底神経」「内側踵骨枝」のことですね。オレンジの部分が屈筋支体といって、神経を覆っているものになります。この部分で圧迫がおこることにより、どの神経が障害をうけるか変わってきます。
この神経圧迫により、足の裏だけがしびれる症状を「足根管症候群」と呼びます。
手先がしびれる手根管症候群は聞いたことがあるかも知れませんが、足根管症候群という病名は初めて聞くよという人の方が多いのではないでしょうか?

要は末梢神経の圧迫が原因

小難しいなと感じるでしょうが、要は手足に伸びている末梢神経が手根管症候群なら手首で、足根管症候群なら足首の内側で何らかの原因で圧迫されてしまう。つまり圧迫されたその先端部分がしびれる症状がでます。

ここを叩くとしびれをより感じる(医学的検査)

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前足根管症候群の場合どうやって検査をして判断するかというと、まずはしびれる場所の特定ですね。記事の冒頭に記述した足裏のどの部分にしびれがあるかどうかです。そしてもう一つが、写真に記した赤丸の部分周囲を「トントン」と指先で叩きます。この際に足裏の部分のしびれをより感じると足根管症候群と判断します。理由は足根管で神経が圧迫されやすい部分が赤丸になるので、そこを叩くと神経が反応して症状を強くするからですね。

足裏のしびれ、なんでこうなってしまったの?

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人により原因はさまざま

原因は様々です。患者さんで来られる方は靴の締め付けすぎや、サイズの合わない靴を履いている、捻挫後の足首の捻れによることで足根管を圧迫していることが多いですが、腰椎の問題や、静脈瘤によるものや、ガングリオン(脂肪の塊)、痛風やリウマチや捻挫などにより内くるぶしの腫れによるものなど考えられることは様々なので、一度病院で検査してもらいましょう。腫れている場合や持病がある人、事故などで足を強く打った場合などはかかりつけのお医者さんに相談すると良いでしょう。
中でも「え?靴??」と思われるかと思いますが、原因が靴ってことはよくあります。靴紐の締めすぎだったり、サイズのあわない靴、甲高でタイトな革靴を履かれていたり、サンダルのバンドを締めすぎていたり…こういう方に起こります。スポーツをしている方で週末ランニングや草野球、サッカーをしてスパイクを締めすぎたり、会社員の方で足に合っていない革靴で一日過ごしていたりという生活習慣によってくるぶしの内側の神経圧迫が起こり、症状がでるパターンも患者さんに多いですね。

対策は自分でできる場合も

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あきらかに足首の腫れが強い、体重をかけたら激痛が走る、ふくらはぎや太もももしびれるなどの状態でなければ、先ほどお伝えしたように靴の問題も考えられます。
現状の靴を確認して、紐靴をきゅっと締め付けすぎていないか?サイズはどうか?内くるぶし周辺が窮屈ではないか?など見てみましょう。当てはまる場合は日常的に履くものを買い換える、もしくは調整することによって、自然と足の神経の圧迫がとれるので症状が少しずつ改善していくことでしょう。早速試してみてください。

それでも改善しない場合はすぐ病院へ

靴を調整したり、買い換えたりしても症状がなかなか引かない場合は、一度病院で相談してみると良いでしょう。そもそもの診断が違うこともありますし、対処方法が間違っていることもあります。自分で対処して治れば時間もお金もそれほどかかりませんからベストですが、やはり症状が変わらない場合は専門家にみてもらうと安心ですね。

おわりに

いかがでしたか?足裏だけがしびれる原因は「足根管症候群」である可能性が非常に高いです。
その中で最も多い原因である、末梢神経の圧迫はないか?一度振り返ってみてください。
正しいからだの知識があると、正しい対処ができます。この記事があなたの悩みのお役に立てば嬉しいです。

著者:
 川上 健史郎
所持資格:

中学時代にヘルニアを克服し競技復帰したことをきっかけに治療家を志す。柔道整復師・コアコンディショニングトレーナー・自律神経整体・介護予防訓練士の資格を取得し、某Jリーグのユースや整形外科での治療、学生競技のトレーナー、高齢者に向けた体操教室の講師活動をしながら日々治療にあたり、今に至る。

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