最近足先の裏側がしびれる。でも、思い当たることは考えても考えてもでてこない。「何か変わったことをしているわけでもないし…」と、原因が思い当たらないのに足先の裏側にしびれがあると不安になりますよね。
まぁそのうち治るだろうと、とりあえず安静にしてシップを貼ったり、温めたり、マッサージしてみたり、市販の薬を飲んだりしても中々しびれがとれない…そうなるといい加減、根本的な原因はなんだろう?と知りたくなると思います。
この記事では今から、「足先の裏側だけがしびれる原因」と「その対処方法について」この2つを紹介します。足先の裏側だけのしびれはある神経の問題なので、一日も早く原因を理解して対処し、改善するための参考にしてください。
足先の裏側だけがしびれる原因は?
「モートン病」
結論からお伝えしたいと思います。足先の裏側だけがしびれる原因でもっとも多い病気が「モートン病」と呼ばれるものです。聞いたことある方は少ないのではないでしょうか?
写真に数字で記している、3、4の足指の間にしびれや痛みが出やすいのですが、2、3の足指の間で起こることもあります。
この場所でしびれ、痛みを感じる場合はモートン病でほぼ間違いないです。
あなたの症状はどうでしょうか?
次に「モートン病」の主な症状について紹介しますね。
主な症状は主に3つ
症状は主に「しびれ」「痛み」「感覚がにぶい」を訴える。
- 2,3足指間もしくは3,4足指間に「痛み」「しびれ」「感覚がにぶくなる」症状がでる。
- つま先で立つと上記の症状が悪化する。
- 歩行時、特にヒールやかかとの高い靴やサイズが合っていない(タイト、大きい)ものを履いてると症状が悪化する。
上記になります。この症状にあてはまるかどうかチェックしてみてください。
痛み、しびれ、感覚のにぶさ。放っておくと症状は強くなっていく可能性が高いので、対策を
原因は?どうしてなるのか?
靴が主な原因
「えっ原因は靴?」と思われましたか?実は「モートン病」の圧倒的に多い原因は靴の問題です。
特にヒールを履く方に多いですが、革靴、パンプス、スニーカーでも靴の形状や締め付け具合により、足先につながる神経の圧迫が原因で起こります。
「足底指神経」を圧迫
写真は右足の上から見たものです。「深横中足靭帯」とオレンジで書いている線が見えると思いますが、この靭帯は足の骨と骨をつないでいる靭帯なんですね。この下を「足底指神経」が通っています。ヒールでかかとが高いとこの部分に地面からの衝撃を受けやすくなったり、足先が細くなっている靴だと余計にこの部分に負担がかかります。そうするとこの場所にあるクッションの袋(滑液包)が刺激を受けすぎて炎症を起こしてしまい腫れた結果、「足底指神経」が圧迫されて足先がしびれるということです。
また、この場所には神経腫という神経の塊があるのですが、ヒールなどで足先に負担がかかると神経腫の圧迫により症状がでることもあるんです。
これが「モートン病」が起こるメカニズムです。次に自分でできる対処方法について紹介します。
自分でできる対処方法について
この記事を読まれて、「モートン病」の症状に当てはまる場合はすぐ自分で対処できることがあります。おわかりかと思いますがそれはもちろん、生活習慣の改善ですね。とにかくまず靴を改善しましょう。ヒールはもちろん、無理して履いてる靴なら当分中止することがベストですね。
「モートン病」の初期段階でしたら、これだけで改善する例もありますのですぐに実行しましょう。症状が長い場合や、自分で対処しても症状が消えない場合は必ず専門医にみてもらってください。
悪化すると手術をすすめられることもあるので、それは避けたいですよね?
早めの診断→原因の把握→その対処。いかに早くこの流れをつくるかが大事です。
病院での治療について
病院では、靴の指導や生活習慣の改善、場合によっては注射、足底板の挿入、電気治療やマッサージ、シップを行うことが多いと思います。
診察を受けるなら、「整形外科」を受診するようにしてください。
とにかく症状があれば早めに受診して、診断をうけ、対策することが改善への近道になることは間違いありませんね。
整体での治療について
対応できるかどうか、問い合わせてください。
「モートン病」の治療は、対応している院とそうでない院があります。
そのため、「モートン病」と診断されたということを伝えて、対応してもらえるのか確認しておくことをオススメします。整体院は全て同じではなく考え方や治療方針も、違うのがその理由になります。
病院で足のみの治療を続けても改善しない場合は、足以外の問題、原因が考えられます。
その際は、整体施術が改善の手助けとなる可能性があるので、モートン病に対応している整体院を頼ってみるのも良いでしょう。
おわりに
「足先の裏側だけがしびれる原因」と「その対処方法について」お伝えしてきましたがいかがでしたか?
「モートン病」は早めに処置していけばいくほど、改善しやすいのでこの記事を通して、あなたの症状改善につながれば嬉しく思います。