最近、めまい、立ちくらみがひどく、朝おきてから少し時間が経たないといつもどおりにならない。日中は問題ないが、たまに座りっぱなしのあとにふらふらすることがある。
耳や脳の病気?と思って病院に行ったが「なんともないからストレスと疲れでしょう」と言われてしまった。じゃあどうしたらいいんだろう・・・なんてこと、あなたはありませんか?
どんな症状でも最近はこういうこと、よくあるんです。ひどい人は「気のせいでしょう」なんてことを言われるケースも…そんなことだったら何も解決してないじゃん。とお悩みの方も多いと思います。
そこでこの記事では、めまいを起こす病気、そして病気ではないけどめまいを起こすこまかい原因、ストレスや疲労がどうしてめまいやそれ以外の症状につながるのか…といったことをお伝えしていきます。
私たちは治らない病気なんてないと考えています。めまいがなくなり、楽しく毎日が健康に過ごせるよう、是非役立てていただければと思います。
そもそもめまいって何?
めまいには、大きく分けて4つの種類があります。
①回転性のめまい
自分自身がくるくる回る感じがする
周囲がくるくる回る感じがする
寝ていてもそういった症状がでる
バランス感覚に異常がでることがある
②浮動性のめまい
体がふわふわした感じでふらつく
姿勢がまっすぐ保てない
まっすぐ立つのが難しい
酔っているような感じがする
③動揺性のめまい
頭や体が揺れている感じやクラクラする感じがする
まっすぐ歩けないことがある
④立ちくらみ
立ち上がったときにくらっとする
目の前が真っ暗になる
失神することがある
あなたに当てはまるものはありましたか?
めまいの原因になる病気
ここでは、病気でない場合のめまいの原因をお伝えしていくのですが、まず、実際にめまいの原因になる病気をお伝えしていきますね。
耳の病気が原因
耳は、「平衡器官」といって、人がバランス良くまっすぐ立てるような器官が備わっています。
その中にリンパ液があって、そのリンパ液が正しくあることで、平衡感覚を保てているのですが、内耳炎、中耳炎、外耳炎など、耳のなかの炎症や、メニエール病(耳のなかのむくみ)により、リンパ液の流れがに異常が起こると、①の回転性めまいと一緒に耳鳴り、ふらつき、難聴などを伴うことがあります。
自律神経が原因
②の不動性めまいは原因が不明と言われる場合が多く、原因は自律神経の失調と言われています。これは今回お話しする、原因不明のめまいに関係しますので、また後々お那覇市していきますね。
脳の病気や異常が原因
小脳などが姿勢の維持や平衡感覚の維持の命令をしているのですが、小脳に脳梗塞などの血管のつまりや脳出血がおこると、激しい頭痛やめまい、姿勢がまっすぐとれなくなってきます。
いわゆる、③の動揺性のめまいがおこることがあります。一緒に手足の自由がきかないなどの症状があれば、危険な状態と言えますので、すぐ脳外科にいってくださいね。
起立性低血圧が原因
血圧の低さから立ち上がるときにめまい、ふらつきがすることがあります。
この場合と貧血などを持っている方は④の立ちくらみが起こることがあります。
病気じゃなくてめまいになる原因は?
先ほど、めまいの原因になる病気をお伝えしていきましたが、今から、病気ではないのに、めまいになる原因をお伝えしていきます。
①自律神経の乱れ
先ほども少しお話ししていきましたが、自律神経の乱れはめまいの原因になります。
自律神経というのは何かというとリラックスと緊張のバランスです。
例えば緊張してストレスが溜まったとき、おなかがが痛くなることはありませんか?
大勢の人の前で話をするとき、全身の筋肉が硬くなり、手に汗を握るということはありませんか?
すごく緊張しているとおなかがすいたりはしないですよね?
逆にお風呂に浸かったとき、全身の力が抜けるような感覚はありませんか?
簡単にいうとそういったバランスが取れていないということです。
緊張というのは、筋肉が縮んで硬くなったり、血管が縮んだりして、内臓の機能も上がり、体が戦闘態勢になっている状態です。
リラックスというのは、筋肉が緩み、血管が広がり、お腹がすいたりして、内臓の機能も上がります。
そのバランスが取れなくなったら、リンパ液や血液の流れが悪くなって、めまいと同時に
- 肩こり
- 頭痛
- 腰痛
などの症状がでてきます。
②首の骨に問題がある
首の骨にヘルニア、ストレートネック、頚椎症、歪みなどの問題があると、体から頭へのリンパ液、血流が悪くなってめまい、首痛、頭痛などの症状が起こることがあります。
- デスクワーク
- スマホの見るときの姿勢など、首が下を向くことが多い
枕をせず寝ている、もしくは合わない枕で寝ている
などに当てはまる方は首が原因でめまいが起きている可能性があります。
③リンパ液に関連する内臓の疲労
めまいには、リンパ液が深く関係していますが、脾臓や肝臓はリンパ液を作ったり、貯めたりしているところです。
そのため、脾臓や肝臓が疲労するとリンパ液の流れが悪くなり、めまいが起きやすくなります。
原因としては、
- 脾臓、肝臓などの疲れ
- 風邪
- 飲酒
- 糖分、糖質のとりすぎ
- 睡眠がとれていないなど、生活リズムの乱れ
などが考えられます。
そのあたりを見直すと、めまいも改善されることもありますので、今一度、見直してみてください。
おまけ〜ストレスが原因っていわれたけど、ストレスって結局なんなの?〜
病院で原因が分からなくて、「ストレスや疲労です」と、めまいでなくても言われたことがある人が多いと思います。
じゃあストレスって一体なんでしょうか?これは、先ほどお伝えした「自律神経の乱れ」に深く関与することですので、原因が自律神経の乱れかも…と思われる方は是非お読みくださいね。
①精神的ストレス
精神的なストレスはみなさんが「ストレス」と聞いて思い浮かぶことだと思います。
精神的なストレスとは、その名の通り精神的なストレスです。「仕事に行きたくないな」「イライラするな」などといった具合です。
一番自覚しやすいので、改善のしようもあるかとは思います。
②身体的ストレス
身体的ストレスとは体にかかるストレスです。
例えば、体というのは働くためにできているものではないので、8時間労働しているだけで、十分身体的なストレスになり得ます。
それに残業や睡眠不足が重なると体にとっては相当なストレスになります。
③社会的ストレス
社会的ストレスとは、環境的ストレスとも呼び、現代では一番多いと言われます。
どういうことかというと、働いている環境や、満員電車など、環境によりストレスを感じるものです。
さて、あなたはいかがでしょうか?
自覚がないものも多いですが、現代の生活リズムは体にとって劣悪なことが多いので、今一度、見直してみてくださいね。
まとめ
めまいは、いつ起きるかわからない、まともに立てないかもしれない、仕事に行けるかわからない、人前で起きたらどうしようと不安も多いと思います。
その上、原因もわからないなんで言われたらより不安ですよね。
でも、詳しくたどってみると、原因不明なんてことはあり得ません。
原因を特定できれば、めまいに限らず、辛い症状は必ずなくなります。
あなたのめまいの原因特定のためにお役に立てれば嬉しいです。