「足の親指が「く」の字に曲がってきて指が重なってしまう」「靴を履くと親指が当たって痛いなぁ」これってテーピングを巻いて元の位置に戻したら治るのではと思って巻いてみました。けど、我流で巻いても合っているかわからない。
このようなことでお困りではありませんか?私は普段、外反母趾専門の治療を行っていますので、よくこういう声を患者さんから聞きます。確かにテーピングの巻き方はわかりにくいですよね。そのようなことでお困りの方にこの記事では、外反母趾の治療用テーピング法を写真を使って説明していきます。
その他に、テーピングの効果とテーピング以外の対処の仕方について紹介しています。 外反母趾はテーピングだけでは悪化していく可能性があります。ですが、お忙しくて医療機関などに通う時間がない方には、便利だと思いますのでお役に立ててくださいね。
テーピングの準備
早速テーピングの準備をしていきましょう。外反母趾に使うのは、肌色のテープです。薬局やスポーツ店で販売しているもので構いません。太さは3.8㎝を使います。
下記の写真を参考に3本のテープを準備しましょう。
(写真挿入)
テープの裏面の線は5㎝幅になっています。これを目安にしてください。
それでは、実際に巻いていきましょう!
注意することは、引っ張り過ぎないようにしてください。無理やりすると痛くなる可能性がありますので気を付けてくださいね。
step1 1本目が最初で最後の難関。何回も練習してくださいね。
1本目は、15㎝に切ったテープを使います。巻き方は内くるぶしの前からスタートします。ここから親指に向かって3つ股にわけて仮止めします。
3つにわかれたうちの、真ん中のテープを使います。親指の爪の横を通るようにテープを持ってきます。そこから後ろからクルッと巻いて親指の下にきます。
真ん中と同じように足の甲側のテープを巻きます。親指の爪の横を通ってクルッと巻いてください。
最後に、足裏側のテープを親指の爪の下を通るようにクルッと巻くと完成。
これで、1本目は終わりました。後は簡単です。
step2 2本目のポイントは、親指と小指をグッと押し込むこと。
2本目は指のつけ根を目安にしましょう。
親指と小指のところをグッと押し込むように巻きます。
step3 3本目は2本目と同じ。少しだけずらしましょう。
半分くらい重ねます。
最後に親指と小指をグッと押し込んで巻けば完成。
何度か巻くと慣れて簡単に巻けるようになります。ぜひ覚えてくださいね。
あくまでもテーピングは、対処にしかなりません。
外反母趾をテーピングで治療出来たらいいのですが、対処にしかなりません。どうしても、痛いときや病院や整骨院などで治療を受ける時間がないときに使ってください。
なぜ、対処にしかならないか?
それは、テーピングを巻いていると足の筋肉を使わないからです。足の筋肉を使わないと、どんどん弱くなりますよね。そうすると、さらに外反母趾が悪化してしまいます。ですから、テーピングは対処療法になります。
外反母趾が悪化して手遅れにならないように早く医療機関で診てもらいましょう。
今回のブログでテーピングによる対処は出来るようになったのではないでしょうか。後は、時間があるときに外反母趾の専門家にみてもらう事をお勧めします。手術する必要があるか心配な方は病院へ。手による治療を受けたい方は、整骨院へ。あなたの足にスペアはありません。
自分の足で一生歩るける体を目指して少しずつ出来ることから外反母趾を克服しましょう。