「ずっと治らない肩こり、実は内臓が原因だった」。。そんなウソみたいな話、実はホントです。 これは読んで、「肩こりと内臓?関係ないでしょ!筋肉でしょ!」と思いませんでしたか?そう思って当然だと思います。 もしあなたがずっと肩こりがあり、マッサージやストレッチ、筋肉を柔らかくする薬を飲んだり、湿布を毎日貼ったり… そうやって対処していても肩こりが治らないなら、内臓が原因になっている可能性がとっても高い。 なぜ、ずっと治らない肩こりの原因が内臓なのか?その理由を説明していきます。
ずっと肩こりが治らない…マッサージやストレッチしてるのに、、なぜ?
肩こりがあると、まず思い浮かぶ対処法は、マッサージやストレッチではないでしょうか? 週一回マッサージ店に通ったり、ストレッチを毎日頑張っていたり、高価なマッサージ機を購入しているかもしれませんね。 また、整骨院に通って電気を流してもらったり、病院で肩こりのための薬をもらったり、市販の市湿布や塗り薬を使っているのかもしれません。
肩こりは辛いですし、頭痛や目の疲れ、集中力も途切れてイライラしたりすることもあるので、なんとか対処しようと努力されているのは必然とさえ思います。 もちろんそれらの対処は決して間違ってはいません。何とかしようとご自身ですることはとっても良いことだと思っています。
ただ、もしその肩こりの原因が単なる筋肉の問題や疲労であれば、治ったり肩が楽になっているはずなんですね。 それで楽になっていれば、「楽になって良かったー!」で済みますし対処としてバッチリですが、あなたの肩こりはどうでしょうか?
結論、何が言うたいかというとそれらで治らない、楽にならないということは、「原因が筋肉ではなく内臓からくる肩こりの可能性が非常に高い」ということです。
実は、内臓が原因で肩こりがずっと治らないといった方は少なくありません。いろいろ対処しても変わらない人のほとんどといっても過言ではないと思います。 それでは、内臓と肩こりの関係性についてお伝えしていきますね。
内臓の負担によっておこる、カラダへの反射?!
内臓と肩こりって?全く関係なさそうに感じると思いますが、結局どういうことかというと。。
「内臓の疲労が強いと、肩の筋肉が反射的にかたくなる(緊張)」ということ。 (医学的には「内臓体制反射」といいます。)
実は、内臓って疲れます。睡眠不足や栄養の偏り、ストレス、添加物の摂取、などにより内臓に負担を毎日かけていると疲れが蓄積されていくんですね。そうなると内臓を守ろうとカラダの筋肉が反射的に自然とかたくなってきます、それが結果肩こりになっています。
上記の図は医学書から抜粋したものですが、右肩なら肝臓、左肩なら肺や横隔膜、腰なら腎臓といった場所に反射的に反応を起こすようになっています。
内臓が疲労すると姿勢が悪くなる
内臓と姿勢の関係性
内臓と姿勢ってどう関係あるの?そう思われたかもしれませんね。実は内臓疲労があると、内臓を守るために自然と身体を丸めようとするように身体の反応があります。例えると、おなかが痛い時ってどういう姿勢をとりますか?そうです。お腹を抱えて丸くなりますよね。内臓が疲労するとその状況と同じようなことがおこります。
内臓疲労→身体を丸めてしまうため姿勢が悪い状態になりやすい→その体勢でいると肩や背中の筋肉がよりコリ感を感じる。
といった流れになってしまうんですね。このため、内臓の問題を抱えていると、いくら姿勢を意識したりストレッチをしても姿勢を改善したり、肩こりを楽にすることも難しいんです。
肩こりの原因になる内臓について
肩こりの原因になる内臓について解説します。 大きく分けて2つの内臓疲労が関わってくるんですね。
1.肝臓、胆嚢
2.肺、横隔膜
臓器としては計4つですが、ここではそれぞれセットで考えていきます。
1.肝臓、胆嚢 肝臓と胆嚢は「右肩」に反応します。
この臓器は、とにかく働き者です。得に肝臓が無いと生きていけない位、沢山の役割があります。 どんな人が、この臓器に負担をかけて肩こりをひきおこすか?というと、
※甘い物(お菓子)や炭水化物が大好き
※お酒が好きで、量も頻度も多い
※睡眠不足、ストレスの強い人
以上のことが習慣化している人は間違いなく、負担をかけて、肩こりの問題をかかえている可能性が高いですね。
2.肺、横隔膜 肺と横隔膜は「左肩」に反応します。
肺と横隔膜は呼吸のための臓器で、セットで動いています。
どんな人が、この臓器に負担をかけて肩こりをひきおこすか?というと、
※基本的には肝臓と胆嚢と一緒です。
※肝臓と胆嚢が疲れると、下垂といって下にさがるのですが横隔膜が肝臓と密着しているので、横隔膜や肺も同時に下に引っ張られてしまいます。 そうなると呼吸もしづらくなり、余計に肺と横隔膜に負担がかかるということになります。
ですので、肝臓と胆嚢に負担をかけると、肺と横隔膜にも結果負担がかかり、反射的に肩の筋肉がかたくなるということになるんですね。
見分け方は??
見分け方とすれば、上記に述べたように「右肩こり」なら肝臓と胆嚢の問題。 「左肩こり」なら肺と横隔膜の問題。ということになります。 ですが、ほとんどの場合「両肩こり」を感じていると思いますし、「左右でこりの強弱がある」としても実際は両方ともこっています。
内臓の負担で肩こりがでている場合は、この2つのセットの臓器が原因のほとんどですが、内臓の疲労をこえて怖い病気が隠れている肩こりの場合も実はあります。次は、その危険な肩こりについて説明していきますね。
これは危険な肩こりとは?!
肩こりの原因は内臓の負担。ということを説明してきましたが、中には怖い病気が隠れているためすぐに検査をした方がいい場合もあるので注意が必要です。
それはどんな肩こりかというと、
※安静にしていても、ズキズキと痛む。熱感が強い。常に同じ場所に痛みを感じる場合。
※首が回らない、腕があがらない、力が入らない、腕が痺れていたり、麻痺の感覚がある場合。
※首を動かすと、肩や腕が痺れたり、激痛が走る場合。
※微熱または高熱がずっと下がらない、全身の関節が痛くだるさがある場合。
※目のかすみや頭痛、耳鳴り、めまいがともない、おさまらない場合。
以上にあてはまる場合は、病院ですぐに受診するようにしてください。 内蔵の病気や、背骨などの病気が隠れている可能性がありますので注意してくださいね。
自分で今すぐできて、1ヵ月後ウソみたいに効果が出る方法
危険な肩こりにあてはまらなければ、自分で効果が出る対処法を試してみましょう。
生活習慣や気をつけて欲しい食べ物など、ポイントは大きくわけて3つあります。
1.睡眠時間を今より30分でも1時間でも増やす。
今よりもとにかく睡眠時間を増やしましょう。テレビをみたり、ストレッチをしたりするよりもとにかく睡眠を増やしてあげると内臓の負担が減ります。また、寝る2時間前には食事を終えておくことも負担をより負担を減らすポイントになります。
2.甘い物や炭水化物を控え、普段飲むジュースやお茶やコーヒー、お酒を水に変える。
お菓子やジュースなどの甘い物、お酒は肝臓胆嚢に負担をかけます。また、お米やパン、麺類など炭水化物を今の8割くらいにしてみてください。そして、飲み物はお水がベスト。これだけでもかなり内臓の負担が減り、肩こりが楽になっていきます。
3.脂物や塩辛い食べもの、添加物の多い食べ物を避ける。
これまた、内臓に負担をかけてしまいます。調味料や、カロリーゼロなどの添加物が沢山使われているものは避けるのが大切ですね。
このポイント3つをまず1ヶ月続けてみましょう。それだけでも、内臓の負担が減っていくので、ウソみたいに肩こりが楽になり始めます。1ヶ月頑張れたら、次は2ヶ月と3ヶ月続けれるようにして下さい。
おわりに
いかがでしたか?
「ずっと続く肩こりの原因は内臓だった」ということは、ホントなんだと理解して頂ければうれしいです。
もし今まで治らなかったあなたの肩こりが、内臓の負担を減らすことで治ってくれれば最高ですね。
危険な肩こりに当てはまらないか?!だけ注意して、お酒を控えるだけではない自分で対処できる方法をまず1ヶ月実行してみてください。 内臓の負担が肩こりの原因なら、ウソみたいに肩こりが楽になっていくので楽しみにしていてくださいね。