うっ、頭が痛い・・・いつもの頭痛が今日もやってきた。
仕事が終わるまで3時間も残っている、さらに残業もあるのにきつい・・・。
さらに頭がふらふらめまいがする、そしていつもの吐き気がする。
そろそろ私の体やばいかも・・・・、もっとひどくなる前に病院に行こうかな?
何科に行ったらいいのだろうか?自分で何か出来ることはないかな?
ご安心ください。こんな酷い状態でもきっちりと正しい対策をとれば根本的な改善が可能です。
目次
①このような症状が重なるとすぐに病院に受診してください!
②頭痛・めまい・吐き気の症状が一緒にでる病気
③症状を根本的に改善する対策法
④何科に受診すればいいの?
⑤最後に
このような症状が重なるとすぐに病院に受診してください!
病気の中でも軽いものから重いもので急を要する病気があります。
その中でも今回の頭痛・吐き気・めまいに下記のような症状が重なれば、
重篤な病気の可能性がありますので、すぐに病院に受診してください。
- 殴られたような頭痛がする
- 言語が話せない
- 意識が遠のく
- 頭・顔などが痺れる
- 視力に障害が起きる
- 普段と違う感覚の頭痛
- 手足にしびれがある
- けいれん
- 意識がはっきりしなくぼやける
- かなづちで殴られたような激しい痛み
頭痛・めまい・吐き気の症状が一緒にでる病気
片頭痛・メニエール病・自律神経失調症・PMS・突発性難聴・内耳炎症・脳脊髄液減少症・ストレス性などがあります。
さらに、この中でもよく治療の現場に来られるのは、緊張型頭痛・メニエール病・自律神経失調症の方が多いでこの3つに絞ってお話していきます。
片頭痛とは?
成人の8%が偏頭痛を持っていると言われ、特に女性に多い。偏頭痛の4分の1は子供のときからすでにあるが、思春期のころから多くなり、30代が一番多いと言われています。
また、偏頭痛の痛みを誘発する食物として、チョコレート・チーズ・赤ワイン・トマト・オレンジがありますので、偏頭痛もちの方は食べるのを控えてください。
<原因>
ストレスなどが原因となり、セロトニンという物質が増えます。
増えたセロトニンが、血管を広げ、拍動にあわせて周りの神経を圧迫する事により痛みがでます。
<症状>
- 時々ズキンズキンと脈打つようにいたむ。
- 頭の片側に起こる事が多い。
- 痛みの前兆で光が見えたりする。
- 寝込みたくなるぐらいつらい。
- 体を動かすと痛みが悪化する。
- 仕事を長時間続けて、ほっと一息ついた時に痛みがでることもある。
- 頭痛の痛みは4~72時間持続する。
- 光や騒音で痛みが悪化
- めまい
- 吐き気
メニエール病とは?
耳鳴り・難聴を伴う回転性のめまいが繰り返しおこる病気で、1861年にメニエールと言う方によって見つけられた病気です。
メニエール病から難聴に進行することもあります。
<原因>
耳の中に内耳と呼ばれる場所があり、内耳の働きは体のバランスをとると言う仕事をしています。
そして、内耳の中にはリンパ液と言う液で満たされているのですが、その液の量が許容量を超えると内耳が正常な働きが出来なくなり、めまいが起きます。
さらに、内耳も耳なのでリンパ液がたまると音が聞こえずらくなります。
<症状>
- 突然起こる激しいめまい。
- 耳が聞こえずらい
- 耳鳴り
- 耳が詰まる感じが何回も起きるのが特徴的です。
- 冷や汗
- めまい
- 吐き気
自律神経失調症
原因がこれといって分からなく、きちんとした診断基準はありません。ですから、人によってはよく原因が分からないから自律神経失調症と言う風に診断される方もおられます。
自律神経とは体の臓器などをコントロールする役割を持っており、自律神経失調症とはそのコントロールが出来なくなった状態の事を言います。そうなると、さまざまな症状が出てきます。
<原因>
過度のストレス・ホルモンバランスのくずれ・生活リズムの乱れなどにより、自律神経のバランスが崩れ脳や内臓など様々な部分に多種多様な影響を及ぼします。
<症状>
- めまい
- はきけ
- 頭痛
- 息切れ
- 情緒不安定
- 立ちくらみ
- 不安感
- うつ
- 脈が速くなる
その症状を根本的に改善する対策法
生活習慣を見直す10のチェックリスト
生活の乱れは体の不調を引き起こします。普段自分が何気なくしていることでも体にとって悪いことは沢山あります。まずはそこから改善していきましょう。
- 夜の22時から24時までの間に寝ることができている
- アルコールの摂取がほぼ毎日
- 夜寝る前に何かを食べている
- 暴飲暴食
- スマホを何時間も使っている
- カフェインの摂取が多い
- 喫煙している
- お風呂にきちんと浸かっている
- 寝転んでTVなどを見ている
- 運動をしている
ストレスを解消しよう
ストレスは万病の元です。今の時代、みなさん大なり小なりのストレスを抱えていると思います。
ふだん患者様とお話をさせて頂いていて感じることは、ストレス過多の人は自分自身のストレス解消法を知らない人や、楽しみがないって言い切る方多いように感じられます。
過度のストレスにより心身とも健康でいられなくなりますので、自分なりのストレス解消法を
持っていることは非常に大事です。
どうですか?あなたは自分の楽しみやストレス解消法を持っていますか?
どんなことでもいいんですよ。例えば、お笑い番組を見る・エステをする・カラオケ・昼寝・人とおしゃべりするなどです。
ただ、良くないストレス発散方法もありまして、それは後で後悔するタイプの方法です。
例えば、物を壊す・やけ食いをする・お金を使い過ぎるなどです。
その時は気持ちよくても後で、罪悪感が生まれたり、後悔するタイプの解消法を避けてくださいね。
また、ストレス性の頭痛や吐き気の場合はこちらの記事も参考になるので是非ご覧ください。
体の筋肉を凝り固まりにくくしよう
体の筋肉が凝り固まってくると、どうしても血流やリンパの流れが悪くなります。
- 長時間の運転
- 長時間のPC作業
- 目を良く使う
- 重いもの持つことが多い
- 子供の抱っこ
- TVを長時間見る
- 目を良く使う
などの作業が多い方は体が普段から硬くなりやすい傾向にあります。
そういう方は以下の3つを意識して実行してみてください。
1 作業中に辛い部分だけでなく、体全体を動かす。(ラジオ体操みたいな動きです)
2 水分を一日1.5リットル以上飲む
3 呼吸を深くする
これを実行する事により血流やリンパの流れが良くなり、症状の改善につながります。
何科に受診すればいいの?
症状が酷い、他に何か重い病気が潜んでいないか不安と言う方は病院を受診してください。
病院で大丈夫ですよと言って貰えるだけでも安心感が得られ楽になることもありますよね。
ただ、病院と言っても何科に受診すればいいの?となりますよね。
その時は一番症状がきついと感じる症状を目安にしてください。
頭痛が一番つらい→片頭痛の可能性があり→頭痛外来
めまいが一番つらい→メニエール病の可能性があり→耳鼻咽喉科
吐き気が一番つらい→胃の疾患の可能性があり→内科
他に体にしびれなどが伴う→脳神経外科
もし、一番辛い症状が決められないとなった場合は、まずは脳に何かあると大変
なので脳神経外科の受診からお勧めします。
辛い症状が無い生活を楽しんでください
以上が、頭痛・めまい・吐き気が出ている方への原因や対処法になりますがいかがでしたか?
辛い症状があると
思いっきり遊びたいのに遊べない
仕事に集中したいのにできない
旅行に行きたいけど酷くなったらどうしようか不安でいけない
このように、自分自身がしようとしている事に制限がかかってきます。
しかし、あなたが今の症状の原因を理解し、病院に行き、生活習慣を
見直せば必ず改善しますのでご安心ください。
是非、辛い症状がない生活を楽しめることを願っております。